『クロノス』

kikimimi202005-12-31

スカパー契約したのは『クロノス』を観たいがため!
晦日だろうが、年の瀬で忙しかろうが、とにかくコレだけは見逃せません。
という訳で、スカパーの「シアターテレビジョン」で放映されたキャラメルボックスの『クロノス』を観ました。
やっと、というのが正直な感想。


クロノス・ジョウンターというマシーンがドーンと登場したときは嬉しかったなぁ。こんなマシーンだったんだぁって。
そして、クロノスに乗り込んだ吹原(菅野良一:演)が次の瞬間、舞台前方に倒れているのにビックリ!
映像だからか、全く移動する姿が判りません。本当に瞬間移動しているみたい。(って演じている菅野さんは大変な思いをしているんだろうなぁ)

原作を大切に、だけどキャラメルらしく膨らませていて、とてもいい話になっている。特に吹原の妹がいいなぁ。妹が止めることによって、吹原の覚悟の程と我侭さがよく分かる。
それでも行かなくてはいけない、来美子さんへの想いの強さが。


あ、館長さんにもビックリしたけれど。キャラメルらしいエピソードで凄く好き。


本当に吹原ってバカだよなぁと原作を読んだときにも思った事を何度も思い。だけど、その必死さが好きだと思った。これぞ、キャラメルの原点というか…「人が人を想う気持ち」をテーマにと言っているけれど、「人が人を想う」と「必死」にならざるを得なくなる…ようだ。


それにしてもブローチを原作そのままに使うとは思いませんでした。ブローチは映像で観たいのよねぇ。溶けていたブローチが元の形に戻っていく映像。原作を読んだときに頭の中でイメージ出来たから、映像で観たいのだけど…。生の舞台ではきっとブローチうんぬんより、舞台奥の吹原と来美子の姿にクギ付けだったんだろうなぁ。