PLAYMATEの「ワンダフル・ボーイ」を見に行きました。
鼻水ズルズル垂れながら、泣いてしまいました。
いやあ、体調なのかなあ、普通泣いても
こんなに鼻水出ないのにビックリしました。
脚本の川上さんが、「”泣ける”話は妙に冷めて観てしまう
だから、自分と同じ感覚の人(観終わって”ケッ”と思う人)
とは終演後に握手がしたい」なんて書いていて
で、素直に開演30分後には泣いてた私はチョロイなぁ、
と自分で思いました。
父と子と、そしてちょっと大人なエッチな話ってコトで
AV監督をやっている男の元に21年前に捨てた息子が
「AV男優になりたい」とやってくるんです。
もちろん、自分を捨てた父親と知った上でね。
で、何故か監督が階段から落ちて頭を打ったら
死んだ自分の両親が周りに居て、一緒に酒を飲むんですよ。
まさに山田太一の『異人たちとの夏』を彷彿とさせる
懐かしいカンジの照明で母親はキレイで優しくて。
もう、それだけで泣けてきちゃうの。
(『異人たちとの夏』好きなんだよね〜)
なんていうか、いくつになっても母親からしたら
子供は子供のままで。
子供の方も、いくつになっても、
お母さんはお母さんなんだよね。
母親の愛情って、存在って偉大だなあって泣けちゃうの。
そこへいくとお父さんは、ちょっと分が悪いんだけど
でも、子供の事を想っていない訳じゃないんだよね。
そんな、素直に泣けるお話でした。


あ、「ワンダフル・ボーイ」のタイトルの意味は
芝居では全然解らなかったんですが、
パンフを買ったら、書いてありました。
3才の時に別れた息子がやってくる話なんですが
3才までの子供って、毎日がワンダフル、
泣く事しか出来なかったのに、シャベリだし、歩き出し
物凄い速度で成長して行くし、その姿に驚いて感動する
それで、ワンダフル・ボーイ。
人は皆、ワンダフル・ボーイ&ガールなんだよってコトらしい。


カクスコ岸博之さん、SETの山田幸伸さんと
キャラメルボックス近江谷太朗さんと素敵な顔合わせ
なのに、平日、特に24、25とか、とっても空いているので
芝居以外のイベントもあるので、観に来てください、とのこと。
近江谷さんが居た劇団だとクリスマスは盛り上がるので
ついクリスマスに当る公演にしたけど、ハズれたそうです。
う〜ん。クリスマスっていう内容の芝居じゃないしね。
でも、最後に「赤鼻のトナカイ」を唄ってくれたし
お土産も頂いたし、良質なお芝居ですので
是非是非、この日記読んで、気になった方は
足を伸ばして観て下さい。損はしません。
http://www.h5.dion.ne.jp/%7Epm-0038/


余談:太朗ちゃんの体を見て、来年はストイックに
体を鍛えたいなあ、とつくづく思いました。