サンタクロースドットコム

シアターキューブリックさんの「サンタクロースドットコム!」を
見に行きました。
キャラメルボックスの大浦理美恵ちゃんが客演されているのと
以前から、シアターキュブリックさんのチラシを見て
キャラメルのまねっこしているなぁ、と気になっていたので。
そしたらやっぱりキャラメルもどきのお芝居でした。
2500円でコレだけ見せてもらえれば、まあ満足かなあ。。。


私がキャラメルボックスを知らなくて、10代から20代前半だったら
「楽しい!!こんなお芝居があったとは!!」って
好きになっていたかもしれないけど
(初めてキャラメル観た時がソウだった)
キャラメルを知っているから、ダメなんだよね。
どうしても”もどき””まねっこ”に見えてしまって。
ちゃんとオリジナル台本だったんだけど
ファンタジーで、普遍的なテーマを扱うとどうしても、ね。
ソコを上手く一歩突き抜けた独自の色を見せてもらえると良かったんだけど。
悪くはないと思うんだけど、
私にとって、こういうお芝居はキャラメルボックスだけでいいので
当分観にいかないと思うんですよ。
独自の色を出せるように頑張って欲しいなあって、思うだけ。


だってね。前説が出てくる時点で嫌だもの。
初めての劇団では、いっつも前説出てきた時点でちょっと引く。
慣れると楽しみになる場合もあるけど、
(加藤さんは別格。天然工房のお兄さんもレアケース)
何から何まで、キャラメルのマネって思われないように工夫してほしいよね。
例えば、元キャラメルボックスの近江谷さんの前説というか
5分前芝居での「携帯電話の電源OFFにしてね」は上手かったぞ!


あ、「まねっこ」って書いているけど
かなりキャラメルと近しいというか、スタッフとか被っているみたいなので
サポートしているみたいなんだけど
昔、加藤さんが言っていた演劇人口を増やす為には
キャラメルと同じ位の観客動員数の劇団をいくつも作らないといけないと
話していたけど、キャラメルのコピー劇団作ってもダメだからね。
そういうのが好きなお客さんの取り合いになるだけ、
もしくは被ってしまって、演劇人口を増やす事にはならない気が…。
あ、若い劇団の方がチケット代安くて、一緒に育てる楽しみはあるかも。
でも、違う切り口、違うカラーの劇団で、演劇人口は増やさないとね。
(その昔のショーマ、ピスタチオ、発砲とのコラボは良かったよね)


大浦ちゃんは可愛くて、いっぱい出ていて良かったですね。
小さい劇場で、メインの役を経験するのはいいことです。
(若手がいきなりキャラメルの大舞台でチョイ役だと大変)
出来れば、同じタイプの芝居ではなくて、違う演劇法の劇団の方が
勉強にはなると思うので、そんなコトも今後は考えてもらえると嬉しいけど。


StudioLifeの船戸慎一さんも客演されていたんですが
どの人だかしらなかったんだけど、芝居観て一番気に入った役者さんでした。
だって、新しいタイプのサンタクロースってコトで
バラの香りがするイケメンサンタ(ちょっと顔濃すぎっ)って役で
サンタじゃなくて、出張ホストだろうっていうセリフや動きが可笑しくて!!
よく当人も笑わずに演じきった!と思ったんですが
最後に星野監督の物マネでノックアウトされました。
面白い兄ちゃんだ。
今後、StudioLifeを見にいく時には、ちゃんとチェックしようと思いました。