『動物ダウト』

二日続けて、下北通いです。
昨日、残業ブッチしたので、本日は逃げられず
残業したら、開演時間に遅刻しました(×_×;)


岐阜の劇団ジャブジャブサーキット(JJC)ですが
私の中では1番好きで一番お薦めの劇団です。
(キャラメルは特別枠なので…)


初演は名古屋のホールの杮落としだったので
名古屋まで追いかけていって見ました。
JJCの作品は、登場人物たちの短い会話のやり取りで
いくつもの伏線や人間関係の入り組み方を
観客に想像・推理を喚起させる内容なので
判りにくいんですよ。
そこが楽しいんですけど。
とにかく初演は判りにくくて、もう一回観たいと
切望していたので、再演は嬉しかったです。


で、こちらも若干脚本が改訂されていました。
出てこない人物達が居たんですけど
その方がスッキリして、話が判りやすくなっていました。
ちょっと残念だったのは、
初演では最後に、動物の入っていた檻が壊れるんです。
(JJCにしては初演時は大掛かりなセットだったと思います)
それが、スズナリでは難しかったのか、ありませんでした。


初演の時は、話が全て判ったわけではないけど
とにかく最後の咲田さんのセリフで凄く切なくなったのを
覚えています。
今回も同じセリフで、でも以前より理解が深まっていたので
もう急激に鼻の奥がツーンとして、一気に泣きそうでした。
泣かなかったけど。


あのセリフだけで、泣かせる咲田さんの演技に感動。
だって、客席に背中を向けているから、全く表情は判らないんですよ。


とにかく、上手く言えないけど、この作品の最後はいいですよ。



人間は忘れる生き物


忘れる事が出来るから


生きていける。


忘れていたから、


だから、


そんなに好きじゃなかった、


という事ではない。


忘れなければ生きていけないほど、


本当は


凄く


すごく


好きだった。


本当に、


ホントウに。



胸が痛くなる
そんな話でした。


まだまだ公演やっていますので、観に行ってください。
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