『顔に降りかかる雨』
桐野夏生さんの『顔に降りかかる雨』を読みました。
第39回江戸川乱歩賞受賞作
クライム・ノベルの金字塔『OUT』はここから始まった!
親友のノンフィクションライターが、1億円を持って消えた。彼女の行方を追う私に、残された時間は1週間。
とアマゾンのページで書いてあるんだけど、私が読んだ本では4千7百万円を持って消えたことになっています。初版本みたいなんですが、増刷する時に金額が変わってしまったんでしょうか?
結末が何処へたどり着くのか予想もつかなくて、一気に読み終わりました。やっぱり桐野さんの作品は独特の匂いがある。(読んでいると、自分もその現場に居るみたいな気がしてきて、匂いまでしてくるようなカンジがするんです。)
変だと感じる感性と、何故だと考える想像力
この言葉を私も大切にしたいなぁと思いました。