『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 (集英社文庫)

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 (集英社文庫)

江國香織さんの『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』を読みました。
こちらもクラスメイトから借りた本です。
9人の一見幸せそうで、でも満たされていない女性の話です。


登場人物が多いので、名前と設定が一致するまでに時間がかかってしまいました。
みんな、それぞれに幸せそう(他人が羨むような点を持っている)なのに、満たされていなくて不幸な感じがする。
二人で居ても、一人で居ても孤独の影は消え去らない。
結局、人間ってみんな孤独なんだなぁと当たり前のことを思ってしまったり…。


小説の終わりが、まだ続いていく感じで終わっていたので「その後」を勝手に想像したりしてしまいました。