遭難希望

琵琶滝

高尾山ハイキングへ行って参りました。 
日記のタイトルは同居人が決めました(^^ゞ 
 
東京は曇りのち雨の天気予報で 
目覚めた時のTVでは「局地的に豪雨」なんて 
言っていたものですから 
とりあえず京王線高尾山口に行って 
麓をのんびり見て回って、温泉でも浸かって帰ろうと 
思っていたんですよ。 
 
メンバーは私と同居人と 
年上の男性、同級生の男、年下の男と5人。 
(素晴らしい組み合わせだわ!!) 
 
高尾山口に着くと結構登山者の姿が目に付いて 
なんだ、登っているじゃんって思ったんですよね。 
とりあえずロープウェーで展望台へ行って、 
サル山でも見物するかと思っていたら 
サル園は工事中でした。 
周りの人達が登っていくので、なんとなく4号路(吊り橋経由)で 
山頂目指して登ってしまって、1時間くらい頂上でのんびりして 
下山は元から私が希望していた6号路の琵琶滝が見られるルートを 
自然と選んでしまっていました。 
 
6号路は本当に自然道で 
小さなせせらぎになっている所を歩いたりしていたんですが 
途中から雨が酷くなり、最終的には滝に打たれているようでした。 
 
最初のうちは元気で 
「滝行申し込まなくても、修行出来て良かったね」とか 
「忘れられないハイキングだぁ」とか 
実は高校生の時に「遭難」というタイトルの 
関東の高校生が遠足で1クラスだけ道に迷って遭難する小説を 
読んだ事を思い出して、 
「実は”遭難”してみたかったんだよね」なんて言っていましたが 
巻き込まれた男性陣には申し訳なかったm(__)m 
 
「遭難」は、なんていうか非日常的な事に憧れたというか 
絶対助かるって解っている場合にのみ希望なんですけど 
極限状態の人間に興味があるというか…。 
実際、雨と霧に包まれた6号路は小説を読んで想像していた光景に 
似ていたんですよね。 
でも私が登山やハイキングへ行きたがる事自体が 
非日常性を求めているんだな、別に遭難しなくてもいいのよって思いました。 
 
帰りに調布の深大寺温泉ゆかりの湯へ行って 
温まったので、皆風邪は引かずに済んだと思うし 
終わり良ければ、すべて良し、みたいな思いで 
私自身はとってもいい思い出気分なんですが 
一応、発起人で、リーダーっぽくないけどリーダーなんだから 
もっとしっかりしなくちゃ!と思いましたね。 
どんな低山でも山を甘く見てはいけないというのが 
登山家の教えなんだから、 
これからも楽しく登山する為に、慎重になろうと反省しています。