「わすれの森〜第2章月光〜」

最初に告白しておきます。 
実は体調があんまりよくありませんでした。 
なので、本日昼間にカラオケしていた時も 
観劇後、ご飯を食べていた時も 
実は観劇中も「辛いから早く家に帰りたいなあ」と思っていました。 
でも誰かと一緒にいたい気持ちもあったんです。 
だからボーッとしていた、というか 
うわの空だったのは許して下さいね。 
 
シアターグリーンフェスティバル最後の作品 
演劇集団MAJOHK'sさんの「わすれの森〜第2章月光〜」を 
観に行きました。 
体調が良くなかったせいもあるんですけど 
結構観ているのが辛かったんですよ。 
 
結婚を控えたカップルが古書を調べていくうちに 
古書に魅入られていく〜〜というようなアラスジが 
チラシにもパンフにもあったので 
基本は、現代のカップルの話だと思っていたのに 
古書に書かれている、太古の時代がメインになっていて 
謎ばっかりで、第三章へ続く〜〜〜っていうような話で…。 
 
太古の時代の人間関係や世界観を観客に理解させるまでって 
大変だと思うんですが 
ソレを判り易く、物語に自然にのめり込める様に演出して欲しい 
所なんですが、説明セリフを何人かの役者が噛むのが気になるし 
物語にのめり込む前に場面展開と暗転が多くて 
のめり込めない、しらけて行ってしまうんですよね。。。 
2時間半弱の上演時間もキツかった。 
コレで第3章への序章に過ぎないんだから…。 
 
でもね。後半は結構引き付けられて、 
ちょっと謎をどう決着つけるのか気になった。 
最初、古事記イザナミイザナギの話をするので 
その話がどうかかわっていくのか、気になるんですよ。 
そうそう、そのイザナミイザナギの話って有名だから 
あんなに長くゆったり話をしなくても良かったんじゃないかと 
私としては思うんだけど。 
(やっぱ知らない人も居るのかなあ) 
 
結婚を控えたカップルの男の方の”じっちゃん”が 
登場するんですが、”じっちゃん”にしか見えなかったんです。 
年配の役者さんだと思っていたら 
お顔の肌が若いので、若い役者さんで上手いなって思っていたら 
太古の時代ではキザシという若者役をやっていたんです。 
キザシが”じっちゃん”の若い頃だ 
(タイムトンネルなんて物が出てくる話だったのでね) 
という事には、結構早めに気付いたつもりだったんだけど 
同じ役者がキザシも”じっちゃん”も演じているとは 
かなーり最後になるまで、気付きませんでした。 
三枝俊正さん、気になる役者さんです。 
 
第三章は来年2月にグリーンで上演するようなんですが 
この作品だけにチケット代を払って観に行くのは 
かなり勇気が入るカンジです。 
 
表現したい物とか言いたい事とか、方向性は解るんだけど 
(ちなみに結構ありきたりなネタなカンジもしますが) 
どこかをちょっと手を加えたら、 
自己満足から、エンターテイメント作品へ変われる筈なんだけど 
どーしたら良いんでしょうね。 
ソレも終演後、ずっとボーッと考えてましたね。