彗星はただ一人

昨日は22:30まで残業していたのに。今日はほぼ定時。
なんて嬉しいんだ!!
という事で、一体いつ行けるのか不安だった
キャラメルボックス「彗星はいつも一人」に当日券でフラッと
行って参りました。


観る前に某掲示板で感想を聞いていたんですけど
本当にそのとおり、でしたね。
「レインディア・エクスプレス」という話を改訂した作品なんですが
当時、とにかく群唱が大不評で、今回はやらないと聞いていたのに
ちょっと、あった。
改訂は別にいいんだけど、芝居のタイトルをレインディア(トナカイ)から
彗星に変えなくても良かったのではないか?
最後に「彗星のように」なんて、セリフを言わせて、
わざわざ強引にタイトルと結びつけさせるのは
脚本を書いてないうちにタイトルだけで、宣伝してしまうキャラメルでは
よくある事なんですが
(もちろん、凄く止めて欲しいコトのひとつ)
「彗星のように」って言われて、頭が「???」状態なんですよね〜〜。


皆さん、「彗星」って言われて何を想像しますか?
私は「ハレー彗星」くらいですかね。
76年に一度地球にやってくるんですよ!?
お芝居の中では、年に一度クリスマスケーキを置いていく人の事を
「彗星のように」って例えているんですけど
年に一度来るんなら、「サンタ」とか初演の時の「トナカイ」の方が
すっごい理解し易いじゃないですか!!
なんで、彗星なんだ〜〜〜。


しかも「彗星はいつも一人」
綺麗なタイトルだ。とっても観てみたいと思わせる。
でも、北条さん、一人じゃないじゃん。仲間が居るじゃん。


よーく、考えてみました。
年に一度くらい、北条雷太はナオやヒカリの様子をコッソリ見に来ているが
本当に彼女達の前に姿を現すのは、彼女達が大変な時だけ。
だから、年に一度のサンタやトナカイではなく
”彗星”にしてみた。


北条雷太は不老不死のために友達や女房を持つ事が出来ない。
好きな女に「好き」という事も出来ない。
1つの場所に長く暮らす事も出来ない。
同じく不老不死の仲間が居るが、普段は離れて暮している。
だから"いつも一人"なのだ。


だってさ。本当に不老不死で一人ぼっちだと考えたら
発狂しちゃいそうだよね。救いが無さ過ぎる。
だから、この話で好きな所は、北条雷太には仲間が居るってところ。


全体的には、★二つなんですが
後半は、泣かされまくりました。
しっかり泣きツボ押さえていて、音楽とかズルイよって思うんです。
もちろん、それ以上に西川さん&坂口さんに完敗です。


余談ですが、柳生先輩のズラ&無表情より
教頭先生のコスプレの方が私にはツボでした。