みき丸

またまた行ってきました。
キャラメルボックス「彗星はいつも一人」
前回は一人で行って、前説の加藤さんの言葉についつい
「えー、そうなんだ」「うっそー」とか反応してしまって
恥かしかったので、今後は絶対一人では行かないと誓いまして
お友達と二人で当日券に並びました。
ちなみに今回はREDチーム。


今回のお話の中で、高校教師をしながら演劇をやっている人が出てきまして、
劇団の公演前の最後の稽古の日に
担任のクラスの生徒が、父親と剣道の試合をする話になっていたんだけど
その試合に現れず、教頭先生に生徒を探すように言われるシーンがあるんです。


会社の後輩は、その先生が生徒を放って、劇団の稽古へ行こうとしていた事が
理解できずに、怒っておりまして…。
だけど、演劇関係者だったら解ると思いますが、
公演前の最後の稽古って重要なんですよ。
芝居って、一人じゃ出来ないもので、
その一人が欠けると、どのくらい迷惑をかけることになるか!!


結局、生徒を探してその日の稽古には出られないんですけど
私は内心「おいおい劇団は大丈夫なのかぁ〜〜」
って心配しながら、お芝居を見ていたんですよ。


演劇やっていると「親の死に目に会えない」っていうじゃないですか。
親が死んでも舞台に穴を空けない。
という覚悟は、どんな小さな芝居であっても
大抵の役者さんの意識に刷り込まれている物ではないかと思うのですが
如何でしょうか?
作・演出の成井さん自身が高校教師と劇団をやっていた経験が
元に書かれたもので、彼女が生徒より芝居の稽古を選ぼうとした事に
何も感じていないのであれば、
その考え方、意識というのが、普通の人と違うというのなら
それは一応アンケートなり、なんなりに書いて忠告した方がいいと
後輩には進言して、
(仮にも”先生”といわれる職業についているのなら、生徒のことを
 一番に考えて欲しいという想いは私にもあるんだけど)
もう1回そのシーンの彼女の言動が
普通の人にとって、理解しがたいものなのか、
注意してみるのも、2回目の観劇のポイントでした。


社会人劇団で一緒だった友達と観劇したんだけど
やっぱり、彼女の行為は問題無いという結論になりました。
だって、剣道の試合を言い出したのは、教頭先生だし
その場に剣道部の顧問の先生も居たので、その二人に任せる事が
出来ると判断するよね。
(芝居の方は、よっぽど大きい劇団でWキャスト組んでいるとかではない限り
 自分が居ない穴は大きいんだよ。)
確かに生徒の父親が肺ガンだとは聞いたけど、入院していたって話で
ちょっと具合悪そうだけど、退院したってことは、治っているんだと
彼女が判断したとしても仕方が無いシーンだと思いました。


あくまで、芝居の稽古の方が大事だと認識している私って…。


2回目は、畑中君のセリフで泣きました。
いい役、いい演技しているよね〜〜。
元から畑中君好きだけど、「いいぞ。畑中〜〜」と泣いてました。
もちろん、対する情けない父親・岡田達也氏が
上手く彼を引き立たせているからだと認識しています。
それから、貫川さんの女子高生がキュートで好き。
(GREENの藤岡ちゃんが体調崩していて、
 両方貫川さんだったのはちょっと残念だったけど)