キャラメルボックス『ヒトミ』

kikimimi202004-05-03

やっと行ってきました!本当はもっと早く見たかった。
サポーター暦も長いので、ゲネも見られるんだったけど、
色々やることがありすぎるんですよね。(そう言いながら、微妙にサボって自分の首絞めてるし…)


劇場入ったら、ロビーが凄く混雑していまして、前説の加藤さんも「ロビーは大変だ」と言っているし、「へえ〜〜」なんて思っていたら、ゾロゾロ小さい椅子に座る方、階段に座る方、立ち見の方が入ってきまして、もうビックリですよ。
こんなに立ち見が居るのは、さすがの私もあんまり観た事がなくてですね…。
かなり評判のいい作品の千秋楽とかでないと、お目にかかれない光景ではないでしょうか!?
よっぽど、この芝居の評判がいいのか!?はたまたGWは劇場ガラガラと聞いて、釣られたGWヒマな人が多かったのか…。


答えは、”評判がいい”のではないかと…。


交通事故で、首から下を動かせなくなってしまったヒトミ。
そこへ開発中のニューロハーネスの話が舞い込んでくる。ハーネスを着けて、きついリハビリに耐えて、 元のように体を動かせるようになったかのように見えるヒトミ。
ところが、欠陥が発見され、一旦ハーネスを外すように勧められる。しかし、一度動けるようになったヒトミにとって、また体を動かせない状態へ戻る事は受け入れがたく、病院から逃走してしまう…。
そんなヒトミと彼女がどんな姿になっても「一緒にいよう」とする恋人・小沢の話。


もう、途中からずっと泣きっぱなし、です。
小川江利子が本当に熱演しております。
このエリーを見なくちゃダメだよ。と私は言いたい。


初演の坂口さんのヒトミも凄い!と思ったんだけど。
エリーもちゃんとエリーのヒトミを作り上げてて、それでいてエリーの柔らかさが加わっているので、見ていられる感じが…。
坂口さんのヒトミは痛々しくて、見ているのがすっごく辛かったんですよ。
話も重いじゃないですか?だから、初演時も泣いたけど、ヒトミがすごく我侭に思えたし、小沢がスーパーマン過ぎたきらいがあって、、、
今回は、9年経って、私も大人になって、ヒトミの気持ちが前よりずっと分かるようになったような気がする。私がヒトミだったら、同じ事をするだろうなって思えるもの。
大内君の小沢の中にも、スーパーマンじゃなくて、揺れている部分が見えるようになっていて(初演の時の上川さんもスーパーマンの小沢にはしてなかったと思うけど、子供の私には”揺れている部分”が当時は見えてなかった気がする)


えっと、5月7日が結構空いているそうです。
キャラメルサポーターは上川さんのお誕生日なので『燃えよ剣』に行っちゃう方が多いようです。私も7日は明治座ですが、別に上川ファンでなく、思いっきり泣きたい方は『ヒトミ』お薦めしますので、足を運んでみてください。
泣かした後は必ず笑わせてもくれますので。


ちなみの私が好きなセリフは「転んでも、また立ち上がればいい。何度でも」です。