『ヤンとシメの物語』

ヤンとシメの物語

ヤンとシメの物語

町田純さん作画の『ヤンとシメの物語』を読み終えました。
図書館で、つい手にとって、猫のヤンって「ダヤン?」なんて阿呆なコトを想像しました。町田さん、すみません。


猫のヤンとアトリ科のシメの2年近くに渡る物語です。美しい四季の移り変わりと共にヤンとシメが哲学的というか、神様は居るのか?等の会話をします。
舞台がロシアのようで、時代背景も設定されているようですが、あまり詳しくない上、興味もなかったので、すっとばして読んでしまいました。
シリーズ物らしいので、シリーズ最初の作品『草原の祝祭』から読みたかったなぁというのが感想です。
「あちらの世界」というのが、人間世界のことを言っているようなのは分かったのですが、物語の設定に入っていけぬままでして…。
物語は劇場で上演されているという設定になっているため(あんまり必然性は感じませんでしたが)、最後のページに配役が書いてあるのが面白かったです。演じた役者(?)の名前がユーモアがあって。
また、作中に出てくる「ゴーゴル・モーゴル」という飲み物は是非作ってみたいと思いました。