『孤独で優しい夜』
- 作者: 唯川恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 文庫
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過去にお互いに想いあっていた事実が判っても、結婚している事実は変えられない。
ヒロインは最初「忘れよう」と思うのだけれど…。
「不倫」という認識が少ないまま(最初に親友に裏切られているため)「不倫」してしまうヒロインですが、彼女の気持ちは判らなくもない気がします。ただ、相手の男が、最終的にズルイなぁ…と。ズルズルと不倫関係を続けて、恋人も奥さんとも円満でいようなんて、虫が良すぎるんですよね。男のほうが、本当に好きなら「不倫」は相手にとって未来がないと身を引くくらいであってほしいなぁ。
ヒロインが窮地に陥っているときに、助けてくれる(過去に振っている)ヒロインの後輩の男性が素敵でした。