『僕はいつでもここにいます。』

僕はいつでもここにいます

僕はいつでもここにいます

キャラメルボックスの看板役者といえば、私にとっては何をおいても、西川浩幸さん。舞台俳優としての20年間を振り返って著書を出されました。
もちろん、西川さんの書いた文章だけでもキャラメルサポーター暦13年目の私は買っちゃうんですけど、上川隆也さんとの対談もあると聞けば、もうヨダレもので欲しかった本です。


13年以前の見ていない作品についての話も面白く、また実際に知っている作品に関しては役者として西川さんがどのようにその作品に対峙してきたのか、大変興味深く楽しく読み進められました。
「そうだったのか!」「そんなことが!」「そうだよね」と大変楽しく読むことが出来ました。
キャラメルを知らない人でも、自分の日常に置き換えて読むことが出来る内容となっています。(だけど、役者さんとかの方が「なるほど」と勉強になる率は高いかも。)


読めば読むほど、西川さんのお人柄と演じてきた役のキャラクターが重なり合ってきました。そうですよね、稽古期間含めて何ヶ月、その役と付き合っているのか、何回同じセリフを言っているのか、何度も再演されている作品もありますから。毎回、同じ芝居はないように、その時々で影響のされ方、役の捕らえ方は違うのでしょうけど、あぁ西川さんは●●(←お好きな役名をお入れください)なんだなぁっと思うのです。


ああ、上手い感想文が書けません。(出来れば、西川さんを知らない人に興味をもってもらう文章が書きたいのに)
とにかく、苦しいことはいっぱいあるだろうけど、キャラメルボックスのお芝居で毎回泣いたり笑ったりしている役者さんは、もしかしたら一番幸せかもしれない。どんどん前向きで綺麗な心になっていけるのではないのだろうか!?と思いました。


カーテンコールで西川さんが言ってくれるこの言葉が、いつも私に勇気をくれました。
「僕たちはいつでもここにいます。また会いましょう。」
西川さんの本のタイトルが、この言葉でとても嬉しい。