『もっと、生きたい…』
- 作者: Yoshi
- 出版社/メーカー: スターツ出版
- 発売日: 2004/12/01
- メディア: 単行本
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ケータイでも読める、本を読まない人にも読んでもらうように書いている方ですので、読書好きの方からは「こんな本があっていいのか!?」という小説*2ですが、スピード感があって、次の展開はどうなるのかドキドキしてページを捲らせる手腕はちょっとは評価してもいいような…と思いました。
ストーリーは、ある日見知らぬアドレスから、「件名:down」「本文:足の指」というメールが届いて、気づいたら足の指が全て切断されている…というものです。ホラーです。挿絵が気持ち悪かった。
多分、お昼休みに”乙一の暗黒系”や”清水玲子の『秘密』”がグロいという話をしていた時に「グロイといえば」と思い出して貸してくれた本です。(私はグロイ話が苦手なんですけどね…)でも、グロさは比べ物にならなかったですね。やはり挿絵よりも、文章で表現して想像させた方が、印象もグロさも違うかと…。
さて、物語のメールは沢山の人のところへ色々な体のパーツが本文に書き込まれて送信されていきます。一体、誰がメールを送信しているのか。体のパーツをどうやって切断しているのか。
答えはタイトルから推測されるとおりなんですけどね。
そう、タイトルとデザインからすると闘病記などの実話系感動物だと思ってしまいますが、テーマは、ストレートにそのような内容でした。素直(ちょっと阿呆)な私は、電車の中で1時間弱で読んで、ちょっとウルウルしてしまいました。
本を読まない世代にコレでメッセージを伝えられるなら、それも悪くないんじゃないかなぁ。
ただ、買ってまで読む本ではない。(もっといい本にお金を出して欲しい)
ケータイで無料だったら読める内容だと思います。