『黄泉に誘う風を追え』
- 作者: 結城光流,あさぎ桜
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 文庫
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で、この本に関しては、本当に心のままに(読者のことを考えず)感想しか書いていませんが、今回もその調子でいきます。
今回、中盤で安倍清明の口から五十ン年前の紅蓮の過ちについて語られ、その話を聞いた昌浩が隣でうつむいている物怪もっくん(紅蓮)の後頭部を勢いよく殴り飛ばして「どじ」というシーンで、泣きそうになりました。昌浩、本当にいい奴だなぁって。昌浩ともっくんの関係が素晴らしいなぁと。
なので、後半の怒涛の展開に、これまた涙、涙。
十二神将で一番強いのに、なんであんなに簡単に敵の術に陥ってしまうの!?
紅蓮のどじ!も〜〜すんごい大どじ!!
紅蓮と昌浩が戦うことになるかもしれないなんて、予想もしていなかった。
紅蓮の魂を救うのが一番の解決方法だと思うけれど、それで今の紅蓮が死んでしまうのは嫌です。
いつも一冊で敵を倒して(大ボスは残っているけれど)、つかのまの平和が訪れるという感じで終わっていたのに、こんな状態で終わってしまうなんて「えっ!ウソでしょう?」と思ってしまいました。