『黄泉に誘う風を追え』

さて、学生生活も残り一ヶ月。クラスメイトに少年陰陽師シリーズを借りられるのもあと一ヶ月。シリーズは今なお続いているので、とりあえずキリのいいところまで読み終えるとしたら、あと何冊か確認しました。「風音編」が終わるまで、あと7冊。これからしばらく、少年陰陽師の読書感想が続くことになりそうです。


で、この本に関しては、本当に心のままに(読者のことを考えず)感想しか書いていませんが、今回もその調子でいきます。
今回、中盤で安倍清明の口から五十ン年前の紅蓮の過ちについて語られ、その話を聞いた昌浩が隣でうつむいている物怪もっくん(紅蓮)の後頭部を勢いよく殴り飛ばして「どじ」というシーンで、泣きそうになりました。昌浩、本当にいい奴だなぁって。昌浩ともっくんの関係が素晴らしいなぁと。

なので、後半の怒涛の展開に、これまた涙、涙。
十二神将で一番強いのに、なんであんなに簡単に敵の術に陥ってしまうの!?
紅蓮のどじ!も〜〜すんごい大どじ!!
紅蓮と昌浩が戦うことになるかもしれないなんて、予想もしていなかった。
紅蓮の魂を救うのが一番の解決方法だと思うけれど、それで今の紅蓮が死んでしまうのは嫌です。

いつも一冊で敵を倒して(大ボスは残っているけれど)、つかのまの平和が訪れるという感じで終わっていたのに、こんな状態で終わってしまうなんて「えっ!ウソでしょう?」と思ってしまいました。